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【2024年9月最新版】ChatGPTを超えた!?仕事ができる人のPerplexityの使い方5選!(拡張機能も紹介)

こんにちは、ささみです!

皆さんは日常生活やビジネスにおいて、AIを活用されていますでしょうか?

AI技術は日々進化しており、その中でも現在特に注目されているのが「Perplexity AI」です。(長いので以下では「パープレ」と略しますね)

『ChatGPTとパープレ、何が違うの?』、ChatGPTがあれば良くない?』と思われている方、まずはこちらをご覧ください!

例えば、ビジネスの場で上司からある調べ物のリクエストがあったとします。

ChatGPTとパープレに、それぞれ以下の文章を入力してみます。

「あなたはおもちゃ会社のマーケティング部に所属しています。 今後1年間で注目される業界のトレンドについての情報を集めてレポートで提出してください。」

ChatGPTの出力結果がこちらです。

続いて、パープレの出力結果がこちらです。

違いについて、お分かりになりますでしょうか?

そうです、パープレは、データの出典元(ソース)が表示されるのです!
要約された文章にそれぞれ出典元の番号が振ってあり、その番号をクリックすると、出典元のサイトに飛び、さらに深い情報を得られますし、情報の信憑性についても確認ができます。

あなたが上司だったら、ChatGPTで出力された情報とパープレで出力された情報、どちらの情報を信頼しますか?

情報の根拠を求められたときに、パープレであればそれを提示できます。

ビジネスの世界では、ChatGPTは根拠に欠けるのです。これがChatGPTとパープレの違いです。

ビジネスで使用するには、ChatGPTよりもパープレの方が実用的ではないでしょうか。

私はChatGPTとパープレを使ってみて、パープレは今後Google検索の代替になるもの!という印象を持ちました。

本日は、パープレの特徴と効果的な使い方、そしてChatGPTとの違いについて詳しく解説します!

本記事を読むことで得られること

  • パープレの効果的な使い方を知ることができる(ビジネスでも!)
  • ChatGPTとの違いを理解し、使い分けすることができる

Perplexity AIとは?

パープレとは、Perplexity社が開発した、OpenAIのGPTモデルとMicrosoftのBingの技術を組み合わせた、対話型AI検索エンジンです。

ユーザーが質問した内容に対して、インターネット上にある情報を収集し、その情報を要約してリアルタイムのデータを提供することができます。

パープレはユーザーのニーズに合わせた柔軟な対応が可能で、単なる対話型AIではなく、情報整理やデータ分析に特化した機能を持ち、個々のユーザーに最適化された情報提供が可能となり、より効率的な作業が実現します。

これまでGoogle検索では、検索結果に表示されたサイトを1つ1つ見にいかなければならなかったのですが、パープレはそれをする必要はなく、それぞれのサイトの情報を要約して提供してくれるということです!(図解するとGoogle検索にChatGPTがついたイメージ)

皆さんはChatGPTにちょっと難しい質問をして、ChatGPTが間違った回答をしていると思ったら、どうしていますか?

私は、Google検索をして信憑性が高そうな情報を自分で探すことが多いです。

これは、言語モデルがもともと持っている知識よりも、Googleなどで検索をした結果を元にした方が情報が正確であると感じている人が多いからだと思います。

パープレはインターネット上にある最新の情報を提供するのに対し、ChatGPTは学習した情報を提供するに留まるため、最新の情報を知りたい場合には、パープレが適していると考えます。

特徴1:提供された情報の出典元(複数)が明示される

パープレは、提供された情報のソースを複数提示してくれます。

これにより、ユーザーは情報の信頼性を即座に評価することができ、必要に応じて元のソースに直接アクセスしてさらに詳細を確認することができます。

出典元が明示されることで、どの情報を要約してくれたのかをすぐに理解できるため、信憑性を判断でき、ユーザーの質問に対して事実とは異なる情報を生成AIが回答してしまうこと(ハルシネーション)が少ないと言われています。

出典元の明示は標準のChatGPTにはない機能になります。(ChatGPTも拡張機能を入れることで同様の機能の利用は可能です)

特徴2:複数のAIモデルを選択できる(有料版のみ)

パープレはGPT-4やClaude、Geminiなど複数の大規模なAI言語モデルを利用しており、ユーザーのニーズに応じてAIモデルを選択できることで、柔軟な回答を提供します。

複数のAIモデルを選択できることは、パープレが様々なユーザーのニーズに応え、より精度の高い、目的に合った情報を提供するための大きな強みとなっています。

なお、AIモデルの選択は有料版のみ使える機能となっており、無料版ではGPT3.5〜GPT4を基盤としています。

ここで、少し中級者向けの話になりますが、様々な言語モデルがある中で、パープレの位置付けを各会社と比較して考えてみると、結論、各会社から独立しているパープレが強そうということになります!

理由は、各会社の機能のいいとこ取りをしているからです。

パープレの検索エンジンは何を使用しているのかは公開されていませんが、Google検索もBing検索もAPI公開がされていると思うので、おそらくそれらの検索エンジンを使用していると考えられますし、言語モデルは先述したように複数のAIモデルから選択が可能です。

このように、色々な会社の縛りなく使用できる点も大きな特徴ではないかと思います。

この各会社の関係図について、参考までにお伝えしますと、

GoogleはGoogle検索とGeminiを作っていて、MicrosoftとOpen AIは仲間なのでBing検索とGPT-4を使って回答を生成できるいるという状態です。

検索エンジンとして、BIng検索とGoogle検索のどちらがいいのか、という問いに対して、ほとんどの人はGoogle検索を選ぶと思います。

そのため、本当に我々が欲しいサービスは、言語モデルはGPT-4で検索エンジンはGoogle検索、となると思います。

当然、ライバル関係にあるGoogleとOpne AIではお互いの検索エンジンと言語モデルは使用できません。ここが我々の理想と噛み合っていないポイントになります。

Googleは検索エンジンと言語モデルの両方を持っていますが、言語モデルの性能が上がったとしても、ある程度ユーザーにWebページを閲覧してもらわないと広告収入が減ってしまうので、言語モデルだけで全てを完結させるようなサービスを作れないという事情もあるかと思います。

このような各会社との関係図から見て、パープレはこれらのしがらみから独立しているため、いいとこ取りができて強いのではないか、という考察に至っています。

Perplexity AIの効果的な使い方5選+α

パープレは対話型AIのため、ChatGPTのように質問を会話のように入力するだけで、回答を表示してくれます。(難しいプロンプトは不要!)

急いでいる時などはログインなしでも使用できますし、もちろんスマホからも使用できます。

ここでは、ビジネスでも活用できるパープレの効果的な使い方(機能)5つと、知っておくとかなり便利なおすすめの使い方(拡張機能含む)をご紹介します。

1. AI Profile機能

パープレのAI Profile機能では、ユーザーの興味や専門分野に基づいて、カスタマイズされた検索結果を回答してくます。

この機能により、ユーザーの興味や関心に基づいて情報が提供され、無駄な情報を省くことができます。

例えば、特定の業界に特化したニュースやレポートを優先的に受け取ることができるため、情報収集の効率が飛躍的に向上します。

使い方は、設定画面の「プロフィール」セクションで、自分の好みや関心のあることを具体的に入力して「保存」するだけです。

2. Focus機能

Focus機能は検索範囲を特定のカテゴリーに絞り込むことができます。

この機能は、リサーチやプレゼンテーションの準備など、特定の分野に関する深掘りが必要な場合に非常に便利です。

例えば、公開されている学術論文の中での情報が欲しい場合は「Academic」、動画コンテンツを探す場合は「ビデオ」など、用途に応じて選択できます。

Focus機能を使うことで、検索エンジンを超えた精度で関連情報を網羅することができ、結果として時間の節約に繋がります。

使い方は、入力欄下の「フォーカス」をクリックして、使用したいカテゴリーを選択するだけです。

3. File機能

File機能は、ユーザーがPDFやテキストファイルなどのドキュメントをアップロードし、その内容をAIが解析して、要約やその内容に基づいた情報の抽出を行うことができます。

ビジネスにおいては、複数のドキュメントを効率的に管理し、長い文書から必要な情報を迅速に抽出する手助けとなります。

例えば、契約書や研究論文をアップロードすることで、重要なポイントやデータを自動的に抽出し、必要なアクションを提案してくれます。

使い方は、「+添付」をクリックしてファイルをアップロードするか、ファイルをドラッグ&ドロップしてアップロードするだけです。

4. Discover機能

Discover機能は、ユーザーの検索履歴や興味のあるトピックに基づいて、関連性の高い情報を提案する機能です。

新しいトレンドや関連する情報を効率よく発見することができます。

ニュースや科学、技術、文化など、多岐にわたる分野の情報を提供し、日常的な情報収集においても、簡単に重要なトピックを把握できるため、人気のある話題や業界動向を常にアップデートするのに役立ちます。

5. Copilot機能(有料版のみ)

Copilot機能は、ユーザーの情報探索をサポートし、より効率的かつ深い理解を促進するAIアシスタント機能です。

例えば漠然とした質問を入力した場合に、良い回答を得るための質問をパープレ側からしてくれます。

これにより、対話を続けることでトピックについてより深い理解を得ることができます。

Copilotは有料版のみ使用できる機能で、1日600回使用することができます。

オススメ:海外の情報を参照させて日本語で回答を生成する方法

通常、日本語で質問した場合、日本語のサイトを参照して回答を生成してくれます。

ただ、例えば新しいAIツールなど、日本語の参照サイトが少なかったり、欲しい情報にうまく辿り着けないということがあるかと思います。

そのような場合に、参照先の情報を英語などの別の言語にすることができます。

その方法は、日本語で入力した質問を英語に変換して検索を行います。

そうすると、参照サイトが全て海外の情報に絞られて回答が生成されます。

回答は全て日本語になるので、英語のサイトを日本語で理解することができます。

これはかなり便利です!!!

質問文を英語で考えるのがハードルが高いという方は、Chromeの拡張機能であるDeepLをインストールすることをお勧めします。

DeepLの拡張機能を追加して、拡張機能をピン留めすると、パープレの入力欄の右側にDeepLの翻訳ボタンが出てきます。

日本語で質問を入力した後、DeepLのボタンをクリックして言語を選択すると、一瞬で選択した言語に翻訳してくれます。

このまま検索を実行すると、海外のサイトを参照した上で、日本語の回答が得られます。

もし日本語の回答が得られない場合は、続けて「日本語で回答して」と入力すれば、その内容を日本語に翻訳して回答してくれます。

英語だけでなく、言語の設定を中国語など他の言語に設定すれば、情報の参照先がその国のサイトになると思います。

これにより、世界の情報が日本語で理解できるので、アクセスできる情報量がものすごい増えることになり、情報収集の幅が広がり、質も高くなることが期待できます

ChatGPTとの違い

パープレもChatGPTもどちらも高度な自然言語処理を備えたAIツールですが、その用途や機能には明確な違いがあります。

パープレは、情報収集や分析、ドキュメント管理など、より実務的なタスクに適しています。

一方ChatGPTは、主に対話型AIとして設計されており、自然な対話を通じてユーザーの質問に答えることが得意です。

これまでにもご紹介している通り、機能面などにも違いがありますので、用途に応じて使い分けて使用することをお勧めします。

特徴 Perplexity AI ChatGPT
情報の正確性と最新性 最新の情報を提供し、信頼できる情報源を引用して回答します。 大規模なデータセットに基づいて訓練されており、会話能力に優れていますが、情報の最新性には限界があります。
インタラクションスタイル 検索エンジンのように情報を提供し、質問に対して構造化された回答を行います。 自然な会話を模倣し、創造的なコンテンツ生成やストーリーテリングに優れています。
カスタマイズと応用 情報収集や専門的な質問に特化しており、情報の正確性を重視します。 ユーザーのスタイルに合わせたカスタマイズが可能で、幅広い会話シナリオに対応します。

まとめ:Perplexity AIを使いこなして情報収集の質を上げよう!

本日は、パープレの特徴と効果的な使い方、ChatGPTとの違いについてご紹介しました。

私自身、ChatGPTさえあればいいと思っていましたが、そもそも生成AI:ChatGPTと検索AI:パープレとで、全然役割が違うということを知りました。

今では、より深い情報を検索したい場合や自分の関心のある情報を収集したい場合に、パープレをよく使用しています。

パープレは単なる対話型AIを超えた高度な機能を備えており、情報収集やデータ分析を効率化する強力なツールです。

本日ご紹介した機能を活用することで、日々の作業がよりスムーズに進み、効率化が期待できますので、ぜひ皆さんもパープレを使いこなして、情報収集の質を高めてみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!