こんにちは、ささみです!
突然ですが、皆さんはビジネスのパートナーとして、1度に10のことしか覚えられない人と、1度に100のことまで覚えられる人、どちらをパートナーとして選びたいですか?
答えは確実に後者だと思いますが、その違いがChatGPTとClaudeにあります!
2024年6月にリリースされた、Claudeの新機能「Projects」には、高度な情報処理能力が備わっており、それにより高精度のAIチャットボットの生成が可能になりました。
2024年9月現時点のChatGPTとClaudeの一度に処理できる情報量の違いがこちらです。
モデル | コンテキストウィンドウ |
---|---|
ChatGPT 4.o (GPT-4 Turbo) | 128,000トークン |
Claude 3.5 Sonnet | 200,000トークン |
コンテキストウィンドウ(トークン)とは、モデルが一度に処理できる情報量のことで、人間の短期記憶に例えることができます。
ChatGPTとC Claudeで70,000トークンの違いがあります!これはかなり大きな差です!
つまり、ClaudeはChatGPTよりも膨大な情報を一度に記憶・学習して、そこから回答を生成できるとても優秀なモデルになります!
皆さんはAIチャットボットとして、どちらを使いたいと思いますか?
本日は、Claudeの新機能「Projects」の特徴と、ChatGPTとの違いについて詳しく解説していきます。
本記事で解決できる悩みはこちらです。
- AIチャットボットを作りたいけど、ChatGPTとClaude、どちらがいいのかわからない
- Claudeの特徴とChatGPTとの違いを知りたい
Claudeの「Projects」機能の特徴
新機能の「Projects」はClaude 3.5 Sonnetに搭載されている機能で、自分またはチーム専用のチャットボットを作成できます。以下の5つの特徴があります。
1. 大量のデータ管理能力
Projects機能は、200,000トークンのコンテキストウィンドウがあり、これは約500ページ分のテキストに相当する情報を一度に処理できる能力のことを指します。
これにより、膨大な情報を取り込んで、文脈を十分に理解した上で、より的確な回答や提案を行うことができます。
例えば、プロジェクトの背景資料や、過去の会議録、特定の技術文書、顧客フィードバック等、様々なナレッジファイルを取り込むことが可能です。
2. カスタム指示機能
プロジェクトごとにカスタム指示を定義し、Claudeの振る舞いや回答スタイルをカスタマイズすることができます。
カスタム指示を適切に設定することで、Claudeを「専門家」として機能させ、特定の役割・業界に特化した知見や助言を得ることができるようになります。
具体的には以下のようなカスタマイズが可能です:
- 特定の業界用語や専門用語の使用
- 回答のトーンや形式の指定(例:フォーマル、カジュアル、技術的など)
- 特定の役割や視点からの回答(例:マーケティング担当者、エンジニア、経営者など)
- 禁止すべき表現や避けるべきトピックの指定
3. Artifacts機能
Artifactsは、Claudeが生成したコンテンツ(コードスニペット、テキスト文書、画像など)を、チャット画面の横に別ウィンドウですぐに表示・編集できる新機能です。
これにより、直感的に内容を確認し、必要に応じて修正を加えることができます。
また、Artifactsは変更履歴が残っているので、以前のバージョンに戻したり、修正することも可能です。
4. チーム共有機能
法人向けのTeamプランでは、チームメンバー間で会話や成果物を共有することができます。
これにより、チーム全体でAIとの対話から得られた知見を活用し、アイディアの交換やタスクの共有も行えます。
5. 内部知識の活用
Projects機能では、組織やプロジェクト固有の知識ベースをインプットし、内部特有の情報を参照しながら回答を生成できるようになります。
例としては、社内ポリシーや規定、製品仕様書やマニュアル、プロジェクト固有のガイドラインなどです。
これにより、Claudeを通じて組織の知識にアクセスし、より的確な意思決定を行うことができるようになります。
ChatGPTとの違い
Claudeの「Projects」は、ChatGPTのGPTsに相当します。
ChatGPTとClaudeの違いは、以下のとおりです。
ChatGPT | Claude | |
開発元 | Open AI | Anthropic |
ベースモデル | GPT-4o | Claude 3.5 |
コンテキストウィンドウ | 128,000トークン | 200,000トークン |
画像処理 | 入力・生成可能 | 入力可能、生成不可 |
Web検索(URL読み取り) | あり | なし |
言語理解 | 優れている | より人間的な理解 |
セキュリティ | 標準的 | より高度な安全性 |
料金プラン | 無料版と有料版($20/月) | 無料版と有料版($20/月) |
コード生成 | 複雑な論理タスクに強い | 大規模コード生成に強い |
統合機能 | 豊富な統合機能とプラグイン | 限定的 |
最適な利用シーン | ・想像的な文章作成 ・画像関連タスク ・一般的な質問応答 ・小規模なコーディングタスク |
・大規模データ分析 ・長文の要約や分析 ・企業レベルの自動化 ・セキュリティ重視のタスク |
両モデルとも大規模言語モデル(LLM)の一種であり、自然言語処理タスクに高い性能を発揮します。それぞれの企業が独自に開発・最適化を行なっているため、特徴や得意分野に違いがあります。
まとめ:Claudeで最強のAIチャットボットを生成しよう!
本日はClaudeの新機能である「Projects」の特徴と、ChatGPTとClaudeの違いをご紹介しました。
Claudeは、Projects機能の登場により、ChatGPTを超える情報処理能力を搭載しました。
ビジネスに最適なAIチャットボットを選択して、最強のAIチャットボットを作成し、業務効率化・生産性の向上を推進してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました!