こんにちは、ささみです!
2022年にリリースされた、AIの画像生成ツールであるMidjourneyをご存知でしょうか?
数ある画像生成ツールの中でも、繊細でよりリアリティのある画像を生成してくれると話題ですので、登録だけしてみたという方もいるかもしれません。
登録したのはいいけど、
「最初の始め方がわからない」
「画像を元に生成しようとしたけどエラーが出てうまくいかない!」
というような経験はありませんでしょうか?
このような悩みを現在進行形でお持ちの方は、本記事で解決ができますのでご安心ください!
私自身、画像を元に生成しようとして、大苦戦をしたので、その解決方法とMidjourneyの始め方について本日はご紹介します。
本記事を読んで得られること
- Midjourneyの始め方がわかる
- エラーが出ることなく画像を元に生成することができる
Midjourneyの始め方
自分の部屋の作り方
MidjourneyのチャットサービスであるDiscord(ディスコード)の中に入ると、左側にたくさんのROOMがあります。
「newbies-31」などがあり、この31という数字は、その部屋を共同で使用している人の数です。
色々な人が生成した画像を見ることができますが、そこで画像を生成すると、自分が生成した画像も他の人に見られることになります。
そこで、自分だけの作業部屋を作ります。
一番左の➕ボタンで「サーバーを追加」をクリックします。
「オリジナルの作成」をクリックしたら、「自分と友達のため」をクリックします。
サーバー名を入れて、「新規作成」をクリックします。すると、自分の部屋が作られます。
自分の部屋が作られたら、一番左のメニュー画面のミッドジャーニー(ヨットの絵柄)の部屋に戻って、右上の「メンバーリストを表示」のアイコンをクリックします。
右側のミッドジャーニーのアイコンをクリックし、「アプリを追加」をクリックします。
「サーバーに追加」をクリックし、さっき追加したサーバーを選択し、「はい」をクリックします。
認証をしたら、サーバーへ移動します。
これで、自分だけがみれる部屋ができました。
また、ここから、自分だけの新しいチャンネルを登録もできます。
左側の自分のサーバー内の「テキストチャンネル」の横にある➕マークの「チャンネルを作成」をクリックして、チャンネル名を入力し、「チャンネルを作成」をクリックします。
すると、このように自分の部屋に新しいチャンネルを作成することができました。(ここでは趣味のチャンネルを作成しました)
このように、自分の部屋の中で、仕事用やプライベート用など、チャンネルを分けて作業をすることが可能です。
自分の部屋で作成した画像は、過去の履歴も含めて自分にしかみれませんので、安心して色々な画像を生成することができます。
プロンプトの入力の仕方
自分の部屋が作成できたら、早速、画像を生成するためのプロンプトを入力して画像を生成します。
一番下のテキスト入力欄に「/imagine」と入力すると、検索候補の一番上の「/imagine promot」というミッドジャーニーが呼び出せるようになるので、クリックします。
試しにプロンプトに「cat」と入力して画像を生成してもらいます。
するとこのように、20〜30秒程度で猫の画像を4枚出してくれました。
いかがでしょうか。catと入力しただけですが、かなり精密で綺麗な画像が生成されているかと思います。
次に、プロンプトに複数の単語を入力してみます。
単語は複数入れるとよりイメージに近いものが作成できます。
複数単語を入力する際は、カンマで区切ったり、半角スペースで区切って、英文で入力をしていきましょう。
(プロンプトは日本語でも可能ですが、英語の方が生成クオリティが高いです)
例えば、「NewYork, night view, lights, buildings」と入力してみます。
今回はこのようなニューヨークの夜景の画像を4枚を生成してくれました。
ここで、画像を生成したときに、下に表示される各ボタンについてご説明します。
- U1〜U4:選択した画像をアップスケール(高解像度化)できます。左上が1番、右上が2番、左下が3番、右下が4番です。
- V1〜V4:バリエーションボタンで、再度画像を生成します。イメージに近い画像に近づくまでVボタンを繰り返すこともできます。中程度の調整に使用するイメージです。
- 渦巻きマーク:再度同じプロンプトで生成します。
画像を元に生成する方法
画像を元に生成するには、画像のURLをまず初めにプロンプトに入れて、そのあと具体的な指示を出す必要があります。
画像のURLをプロンプトに貼り付けて指示を出すと、以下のようなエラーが出ることがあります。
エラーメッセージを翻訳すると、「無効なリンク:提供されたコンテンツタイプは受け入れられる画像タイプではなく、text/htmlです。」
?????
私はなんのことかさっぱりわからず、このエラーで大大大苦戦を強いられました。
たくさん調べた結果、解決方法はものすごく簡単でした。
Discordのアプリをダウンロードする
エラーの解決方法は、Discordのアプリをダウンロードすることでした。
ブラウザ上のDiscordで画像のURLを貼るとエラーが出ますが、アプリ上のDiscordで画像のURLを貼ることで、エラーが解消されます。
Discordのダウンロードページにアクセスして、Windowa版とMacOS版がありますので、ご自身に合ったものをダウンロードしてください。
Discordアプリのマークをドラッグしてアプリケーションフォルダにドロップする、もしくはDiscordアプリのマークをダブルクリックすると、デスクトップに反映されます。
画像を元に生成する場合は、必ずDiscordのアプリをダウンロードしてから、生成するようにしましょう!
画像のアップロードとリンクの取得
画像のアップロード方法は、プロンプト入力欄左にある「➕」をクリックして、「ファイルのアップロード」を選択して画像をアップロードします。
もしくは、アップロードしたい画像をドラッグ&ドロップで入力欄に持ってくれば画像がアップロードされます。
次に、アップロードした画像を右クリックして、「リンクをコピー」を選択します。
「メッセージリンクをコピー」ではありません。
※ブラウザ版のDiscordだと「リンクをコピー」が表示されません。必ずアプリ版のDiscordで画像をアップロード・リンクの取得を行ってください。
アップロードした画像のリンクを取得できたら、このリンクをプロンプトの入力欄に貼り付けて画像を生成します。
画像を元にプロンプトを入力する
プロンプトには、
①画像のURL
②テキストでの説明
③パラメーター
の要素を入れることができます。
①Image Prompts:画像URLをプロンプトの先頭に入力します。
②Text Prompt:生成したい画像のテキストの説明を入力します。
③Parameters:縦横比(-ar 2:3→横2:縦3の縦長の画像)、使用するAIモデル、アップスケーラーなどを変更できます。
リンクを取得した画像URLと、生成したい画像の説明テキスト、パラメーターをプロンプトに入力して、画像を生成してみます。
(ここでは、上記の女性の画像をジブリ風のアニメ調の画像で生成を依頼しました)
4番目の画像にトトロらしきものが見えますが(笑)、1番目の画像がイメージと近いので、1番目の画像をブラッシュアップしたいと思いますので、V1ボタンをクリックします。
かなりイメージに近い画像を生成することができました。
このように、画像を元にして、アニメ調やジブリ風、ディズニー風、他にも落書き調や人物以外の画像でももちろん、イメージする生成画像の説明を指示するだけで、簡単に画像を生成してくれます。
今回プロンプトの最後に入力した「–niji 6-」というのは、アニメ調のイメージにこだわったオルタナティブのAIモデルです。
最後に:Midjourneyで想像の世界を広げよう!
本日は、Midjourneyの始め方と、画像を元に生成する方法についてご紹介しました。
AIの画像生成については、私自身、ChatGPTのDALL-E 3で生成をしていましたが、ジブリ風やディズニー風などの画像はうまく生成してくれませんでした。
私の主観としては、Midjourneyは人物の画像生成のクオリティがとても高いと感じました。
2024年8月現在、Midjourneyは有料でしか使用できませんが、月額2000円程度で使用できますので、ちょっと質の高い画像を生成してみたいな、という方におすすめです。
色々な画像を生成して、想像の世界が広がることを体験してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました!