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【2024年6月版】初心者のためのChatGPT活用術

こんにちは、ささみです!

皆さんはChatGPTを使ったことはありますでしょうか?

使ったことがある人、使ったことがない人、それぞれいらっしゃるかと思いますが、

ここで一言。

まだChatGPTを使っていない人は、「人生を悔い改めた方がいい」

これは、ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長の孫正義氏のChatGPTに関するスピーチの中の一言です。(2023年10月)

さらに、

「ChatGPTは何回もテレビにも新聞にも雑誌にも出ているのに、それを自分自身で毎日活用していないと、もうそれは電気とか自動車を否定する人と同じ」

と、ChatGPTを活用していないことがいかに時代に取り残されているか、
”ヤバイ”という危機感を持って欲しいと強く訴えていました。

そのくらい生成AIの威力とAGI(汎用人工知能)が登場する未来への期待が高いということです。

「やばい、生成AIってなんだ」
「ChatGPTって聞いたことはあるけど使ってない」
「使い方がわからない」

という方も、多くいらっしゃると思いますが安心してください!

本日は、ChatGPTの基本情報と、すぐにでも使いたくなる活用例をご紹介します。

ChatGPTとは?

米OpenAI社が開発した「自然言語処理モデル」の一つで、テキストメッセージを入力すると、それに応じた答えを返してくれるAIです。

簡単な質問だけでなく、文章の要約や翻訳、メール文の作成、コードの作成など、さまざまなことに使えます。

ところで生成AIって、実際どのくらいの知能なのか、気になりますよね。

現在の生成AIは、

  • 米名門のMBA合格レベル
  • 医師免許試験合格レベル

にもなると言われています。

MBAと医師免許を同時に持ち、物理や化学など様々な分野においてもトップレベルの知能を持ち、さらに50以上の言語を話せる人なんていないですよね。

今後10年以内に、全人類叡智の総和の1万倍にもなる可能性があるとのことです!

これは、「猿と人間」を飛び越えて、「金魚と人間」くらい違うというレベルです。

金魚
金魚
金魚にabcを教えても絶対にわからないよ!

つまり、AI/AGIの知能は、人間の知能を遥かに上回ってしまうということ・・・これって想像するだけでゾッとしますよね。

しかし、日本において、生成AIの代表であるChatGPTの認知度は6割を超えている一方で、実際に使ったことあるという人は少なく、活用率は2割以下と言われています。

裏を返せば、今後ChatGPTを導入したビジネスや、ChatGPTを活用した様々な展開が期待できることを意味しています。

ChatGPTについて理解し、そして活用するのは、まさに今がチャンスなのです!

ChatGPTのメリット

ChatGPTのメリットは、主に以下3つです。

1、作業を効率化できる

2、多角的な視点から情報を得られる

3、話し相手になってくれる

これまで人が行ってきた単純作業から、文書の要約やコード作成など様々な業務をAIが担ってくれるため、作業の効率化が期待できます。
これがChatGPTの最大のメリット
と言えます。

作業を効率化できることによって、今まで1時間かけていた作業が10分でできるようになったりと、時間ができることで、別の作業に着手できるため、時間単価が上がります

さらに、生成AIの仕組みを理解してうまく使いこなせるようになると、AIツールを作る仕事ができたりと、仕事の幅も広がります

また、ChatGPTは様々な知識を有しており、自分では知り得ない世界中の情報を引き出すことができ、さらに指示のパターンを広げると、そのパターンに合わせた情報を提供してくれるので、多角的な視点からアイデア出しをしてくれます。

ChatGPTは人間同士のコミュニケーションを模倣することができるため、普通に友達と話しているように、悩み相談や話し相手にもなってくれます。

現代において、これだけのメリットがあるChatGPTをいかにを使いこなすかが鍵となってくるのです。

ChatGPTができること(活用例)

では、実際にChatGPTに何ができるのかを聞いてみましょう。

※これからご紹介する活用例は、無料プラン(GPT-3.5)のものです。

質問をして数秒でこのような回答が出てきます。

ちょっとこの書き方だと分かりにくいので、追加で「表にして」と指示を出してみました。

このように、出てきた回答に対して、追加で指示を出すことで、対応してくれます。

ポイントは、あまりプロンプトを気にしすぎず、普通に友達と話すような感覚で質問をすることです。

得られた回答によって、次に質問する内容を考えれば良いので、最初から細かく指定をしなくても大丈夫です!

最初にオープンな質問をしても、選択肢を与えてくれるので、徐々に聞きたいことの範囲を狭めていけば良いという感覚です。

プロンプト:AIなどの対話形式のシステムにおいて、ユーザーが入力する指示や質問のこと

例えば、英語学習をするためのスケジュールを組んでほしいと指示を出した場合、

このように、追加で必要な情報をChatGPTの方から提示してくれるので、案内に沿って答えていけば、自動で欲しい情報を提供してくれます。

上記はほんの一部の活用例ですが、「実際に使ってみたい!」という気持ちになってきませんか?

ぜひ、日常的にChatGPTを使ってみてください。

日常的な活用例としては、

  • 冷蔵庫にある具材で献立を考えてほしい
  • 福岡に旅行に行くから、3日間の旅行の計画を立てほしい
  • ダイエットしたいから、ダイエットのコーチとして指導してもらい

など、仕事以外でも活用方法は様々です。

また、ChatGPTは強弱をつけることも可能です。

例えば、英語学習のスケジュールを提示してもらい、それが自分にとっては簡単すぎると思った場合には、「もう少し厳しくして」と指示を出せば、より強化された学習スケジュールを提示してくれます。

さらに、芸能人の言い回しを学習させて、その芸能人風に答えてくれることもできます!

例えば自分の好きな芸能人の言い回しをYouTubeなどから覚えさせて、まるでその芸能人が答えているかのように対応してくれるということも可能です。

以下に、ChatGPTを活用するにあたり、おすすめの拡張機能をご紹介します。

  1. Voice in:https://chromewebstore.google.com/detail/voice-in
    音声をリアルタイムでテキストに書き起こすChrome拡張機能。
    友人と話している感覚でChatGPTと対話ができます。
  2. YouTube Summary Chat GPT& Claude:https://chromewebstore.google.com/detail/youtube-summary-with
    YouTube動画、ウェブ記事、PDFを素早く要約してくれるChrome拡張機能。
    YouTube動画の文字起こしも可能です。

ChatGPTができないこと

ChatGPTには以下のことができません。

  • 誹謗中傷やヘイトスピーチなどの差別的発言
  • 不倫や殺人などの倫理的ではないシナリオ作成
  • 占いなどの将来の未確定事項に関する推察

ChatGPTに実際に聞いてみた結果が以下ですので、参考にしながら活用してみてください。

ChatGPTの仕組み・注意点

ChatGPTは、入力されたテキストを単語で区切って、その単語の組み合わせの中で一番可能性が高いであろうという情報を提示します。

例えば、「朝の挨拶」と入力をすると、カジュアルな挨拶やビジネス向けの挨拶、友人や親しい人への挨拶などが出てきます。

100%同じ答えが出るわけではありませんが、「朝の挨拶」の単語の組み合わせとして、可能性の高いと思われる結果が提示されることになります。

ここで、ChatGPTの注意点をお伝えします。

  • ”新しい情報”は出せません。
     出される内容は全て既知の情報や古い情報です。
  • ”正しい情報”を出してくれるとは限りません。
    情報の信頼性を確認する必要があります。

ChatGPTから提示された情報について、最終的に判断するのは自分自身です。

ChatGPTは、時には気づきやヒントを与えてくれるものですが、使い手(指示)次第で良くも悪くもなる可能性があります。

部下への伝え方(指示)が下手な人は、ChatGPTの使い方も下手です。(笑)

ChatGPTをうまく活用するためには、使う側の人間の能力を高めることも大切です。

ChatGPTで対話を繰り返して、生成AIの言語化能力を磨き続けることで、より精度の高い生成AIを活用できるようになります。

生成AIとは:さまざまなコンテンツを生成できるAIのこと。従来のAIが決められた行為の自動化が目的であるのに対し、生成AIはデータのパターンや関係を学習し、新しいコンテンツを生成することを目的としている。ChatGPTは生成AIのサービスの一つ。

AGI(汎用人工知能)とは:Artificial General Intelligenceの略であり、人間のような汎用的な知能を持つ人工知能を指す。AGIは、さまざまなタスクに対して人間と同様の知識や能力を持ち、独自の学習や問題解決ができる能力を持っている。

ChatGPTは基本無料で利用可能ですが、現在はGPT-4などを利用できる有料プランも提供されています。

プラン 料金 利用可能な機能
無料 $0/月
文書作成、問題解決などの支援
GPT-3.5 にアクセスする
GPT‑4o の限定アクセス
高度なデータ分析、ファイルアップロード、ビジョン、ウェブ参照、カスタム GPTへの限定アクセス
Plus $20/月 新機能への早期アクセス
GPT-4、GPT-4o、GPT-3.5へのアクセス
GPT-4oのメッセージ数が最大5倍
高度なデータ分析、ファイルアップロード、ビジョン、Web参照へのアクセス
DALL·E画像生成
カスタムGPTの作成と使用
Team 人/月あたり$25 Plus のすべての機能に加えて以下利用可能:
GPT-4 のより高い制限、GPT‑4o、DALL·E 画像生成などのツール、高度なデータ分析、ウェブ参照など。
GPT を作成してワークスペースと共有ワークスペース管理用の管理者コンソール
デフォルトでは、Team のデータは学習の対象外

まとめ:ChatGPTを活用するか、取り残されるか

冒頭に大変インパクトのある孫正義氏のスピーチの一部をご紹介しました。

AI/AGIの知能は今後10年で飛躍的に伸びると言われています。

その差は金魚と人間くらいになると。

孫正義氏も、ChatGPTを毎日使用していると言っていました。

知識を検索するのではなく、知恵の相談相手として使う。

ChatGPTをディベート相手にして意見の交換をし合うことで、議論が弾む。

このような方法でChatGPTを有効に活用されているそうです。

一方で、ChatGPTの使用を禁止している企業については、大大大批判をしていました。(笑)

10年後の未来を想像し、自分がどうありたいかを考えて、今、無料で使えるChatGPTを使わない理由ってありますか?

ないですよね!

私自身、ChatGPT自体は前から登録していましたが、コンスタントに使うことはしていませんでした。

ChatGPTの有用性を改めて認識してから、今ではほぼ毎日触れるようにしています。

仕事でも活用できたら面白いだろうなと色々と想像を巡らせるのも楽しいです。

まだ活用している人が少ないからこそ、今、活用する価値があると思いますし、今後の自分の仕事や生活のためになると思っています。

時代に取り残されないためにも、ChatGPTを活用して、人生を豊かにしていきましょう。

あまり難しく考えずに、日常のちょっとした疑問・悩み・要望で使用することから始めてみてください。

孫正義氏のChatGPTについて語られている動画はこちらからご覧いただけます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!