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【初心者必見】読者を惹きつけるペルソナ設定の基本ガイド

こんにちは、ささみです!
副業でWebマーケティングを学びながらスキルを獲得し、40代でセミリタイアして安定した収入と自由な働き方を実現することを目指す30代OLです!このサイトでは理想未来を実現するまでの基軸とそのノウハウについて惜しみなく紹介しています。

 

皆さんは「ペルソナ」について、ご存知でしょうか?

マーケティングを学んだことがある人なら聞いたことがあるかもしれません。

ペルソナは「人格(Persona)」の意味を持つ単語で、元は俳優が演技をする際に役の仮面をかぶることを指していましたが、そこから転じて人格や性格などを意味するようになったと言われています。

マーケティングにおけるペルソナとは、「特定の商品・サービスを買ってくれる、架空の典型的顧客像」のことを指します。

多くの企業が、あたかも実在する人物のように、1人の架空のユーザー(ペルソナ)を設定してマーケティング戦略を練ります。

このペルソナ設定を行わないと、マーケティングで成功しません。
ブログを書いても読者に読まれることはなく、商品を販売しても売れません。

本日は、ペルソナ設定がマーケティングにおいてなぜ重要なのか、ペルソナの具体的な設定方法と注意点についても解説します。

【この記事を読むことで得られること】

  • ペルソナ設定の重要性を理解することで、他者との差別化ができる
  • ペルソナの具体的な設定方法を知ることで、読者をより惹きつけるブログを書けるようになる
  • ペルソナ設定の注意点がわかり、ターゲティングで失敗しない

ペルソナがマーケティングにおいて重要な理由

ペルソナ設定は、顧客が本当に求めている商品やサービスを提供するためには必要不可欠です。

ペルソナを設定することで、以下のようなメリットが得られます。

  1. 顧客のニーズを反映できる:顧客の性格やライフスタイルなども反映し、顧客の視点で考えることにより、顧客が本当に求めている商品・サービスを提供します。
  2. チームでターゲットの共通認識ができる:チーム間の認識のずれを解消し、方向性を統一することができ、スムーズな目標設定が行えます。
  3. 商品・サービスの訴求力を高められる:具体的でリアルなペルソナを設定することで、顧客の共感を呼び起こし、購買意欲を高めることができます。市場での競争優位性を確立(差別化)することも可能になります。

ペルソナの例をとって考えてみましょう。

・34歳女性
・年収400万円
・中小企業の一般事務職(PC作業)、毎日出社、残業なし
・旦那(35歳)と子供2人(4歳と1歳)の4人家族
・江戸川区の賃貸マンション(築30年・2LDK)住み
・趣味はYouTube鑑賞(美容関連)
・大人しい性格で家族との時間を大事にしている
・悩み:在宅でできる仕事を見つけたい、広い家に引っ越したい、美容に興味があるが子育てに追われて美容にかける時間がない

美容関連の商品を訴求する場合、時間をかけてキレイになる商品よりも、時短で手軽にキレイになれる商品を求める傾向にあると思われます。

このように、ペルソナを設定したほうが顧客に対するアプローチを考えやすくなります。

ペルソナとターゲットの違い

ターゲットもペルソナ同様、マーケティングにおいて活用されるもので、どちらもおおよその方向性は同じですが、「詳細さ」が大きく異なります。

ターゲットは「30代女性」など、年代や性別などの最低限の情報で、ざっくりとした実在する顧客グループを意味することが多いです。

一方ペルソナは、上述した例の通り、顧客の人となりを深掘りして詳細に作り込みます。

ターゲット設定を「30代女性」とした場合、「30代女性」と言っても、会社員や主婦、明るい性格や大人しい性格など、人によって想像する人物像がさまざまであり、詳細なイメージが描けません。

しかしペルソナを設定すれば、ライフスタイルから趣味に至るまで、詳細にイメージをすることができます

そしてその結果、ペルソナに近い人々に、より深く刺さるより惹きつける商品やサービスにすることができるのです。

ペルソナの具体的な設定方法3Step

Step1. 「ペルソナにしたい人物」に関する情報収集

ペルソナを決める上で最も重要なのは、人物像を決定づけるための情報の量です。

可能な限り多くの情報を収集し、リアルなペルソナ設定をしていく必要があります。

情報収集方法としては、以下のものが挙げられます。

  • 街頭インタビューやアンケート
  • ターゲット層へのヒアリング調査
  • SNSや口コミサイト
  • 政府やシンクタンクのデータの活用

上記の方法がどれも難しいという場合は、まずペルソナの悩みを100個書き出すことから始めてみてください。

100個も無理〜!と思うかもしれませんが、ペルソナを自分に設定すると、悩み100個はスラスラ出てくると思いますので、一番最初の実践方法としておすすめです。

Step2. 情報の整理・グルーピング

データが集まったら、次の3つの属性項目に沿って分類・整理します。

  1. デモグラフィック属性:年齢・性別・職業・家族構成・居住地域など
  2. サイコグラフィック属性:人格・価値観・趣味:ライフスタイルなど
  3. ビヘイビアル(行動学的)属性:習慣、購買履歴、購入場所、情報収集方法など

それぞれの項目に該当する情報を整理してアウトラインを作成することで、ペルソナのパーソナリティが少しずつ見えてきます。

Step3. 具体的な人物像を完成させる

最後に、グルーピングした情報をもとにペルソナを定めていきます。

設定時に参考となる必要な項目:年齢/性別/最終学歴/職業・役職/年収/貯蓄/通勤時間/住所/趣味/休日の過ごし方/家族構成/身長・体重/未婚・既婚/交友関係/日課/1日のスケジュール/SNSの利用/よくみている映画・動画/好きなブランド/将来の夢

アウトライン情報に肉付けしながら、ペルソナの心の動きやエピソードを交えてストーリー仕立てで言語化することがポイントです。

また、顔写真などのビジュアルイメージを設定すれば、よりリアルな人物像を描くことができます。

「こういう人、いるよね」と、鮮明に人物像をイメージできる状態になれば、完成です。

ペルソナを設定する際の注意点3つ

1. 理想の顧客像ではない

最も陥りやすい失敗は、ペルソナを自分たちにとって都合がいい理想の顧客像にしてしまうことです。

自分たちにとって都合の良いデータばかり反映させたり、商品ありきのペルソナになると、現実の消費者ニーズと乖離してしまいます。

ペルソナは「理想の顧客像」ではなく、商品を購入してくれそうな「典型的な顧客像」ですので、顧客のリアルな実態を踏まえて設定するようにしましょう。

2. 先入観や思い込みを入れない

先入観や思い込みでペルソナを設定するのはNGです。

例えば、「若い女性だからSNSが好きに違いない」など、「○○なら○○のはずだ」という先入観で人物像を決めつけてしまうと、視野を狭め、顧客のニーズを見逃してしまう原因となります。

ペルソナは顧客の生の声や第三者による客観的なデータを収集して、根拠に基づいて設定するようにしましょう。

3. 定期的な見直し・アップデート

ペルソナは一度設定したら終わりではなく、市場環境が変われば顧客のライフスタイルや価値観も変化しますので、それに応じてペルソナも見直す必要があります。

いつまでも同じペルソナを使い続けていると、マーケティング施策が的外れなものになり、成果が上げづらいです。

時代の変化にあった効果的な施策を展開するために、ペルソナは定期的にアップデートするようにしましょう。

まとめ:ペルソナを設定して他者との差別化を図る

本日は、ペルソナ設定の重要性と、ペルソナの具体的な設定方法、及び注意点についてご紹介しました。

まとめです。

  • ペルソナを設定することで、顧客のニーズを反映することができ、チーム間の共通認識が可能になり、商品・サービスの訴求力が高められるというメリットがある。
  • ペルソナとターゲットの違いは「詳細さ」で、ペルソナは人物像を深掘りして詳細に作り込むため、より深く刺さる商品やサービスに繋げることができる。
  • ペルソナの設定方法は、まずペルソナの悩みを100個書き出すところから始めて、膨大な情報を整理してアウトラインを作成した上で、具体的な人物像を設定する。
  • ペルソナを設定する際の注意点は、理想の顧客像としないこと、先入観や思い込みを入れないこと、定期的な見直しを行うことである。

私自身、始めてブログを書き始めた時は、自分をペルソナに設定しました。

悩み100個もスラスラと書き出せましたが、もし書けない方は、自己分析から始めると良いと思います。

自分以外のペルソナとして次に簡単なのは、周りの友達を想像することです。

友達であれば、性格も把握しているし、その人がこれまでどうやって生きてきたかの背景などもわかるので、比較的書きやすいと思います。

マーケティングの本質は、「どれだけ相手のことを理解できるか」が基本となりますので、ブログでもなんでも、マーケティングにおいてペルソナの設定はマストです!

ペルソナを設定して、他者との差別化を図り、ブログであればより読者を惹きつける文章が書けるようになりますので、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!