WEBマーケティング

初心者のためのWebマーケティング|本質・種類・手法を紹介!

友達に「副業でWebマーケティング始めた」と伝えて、友達から「Webマーケティングって何するの?」と聞かれた時に、あなたはなんて答えますか?

私だったら、「Webを使って集客とか色々するんだよ・・。調べてみて。」としか言えなかったと思います。

検索をすると、Webマーケティングとは、

「Webサイトへの集客を促し、商品・サービスの購入へ繋げるためのマーケティング活動のこと」

「Webサービスを用いて行われるマーケティング活動のこと」

などと出てきます。

「それはわかるんだけど、実際に何するの?」

「なぜWebマーケティングなの?ただのマーケティングじゃいけないの?」

「初心者でも始められるの?」

このような疑問も出てくるかと思います。

これらの質問に1つ1つ答えることもできますが、マーケティングの本質を知ると、早く理解ができます。

どのサイトを見ても説明されていないのですが、

マーケティングの本質は、結論、「人間を理解すること」です。

人間理解ができる人ほど、マーケティングが上手くいくからです。

なぜ人間理解ができる人ほどマーケティングが上手くいくのか、その根本理由を含めて、今まで誰も教えてくれなかったマーケティングをする上で取り入れるべきマインドと具体的な手法についても、ご紹介します。

・Webマーケティングの全体像を5分で掴める

・Webマーケティングの具体的な種類・手法を知ることができる

・マーケティングについて本質から理解することで、全てのビジネスに役立つ

これらのメリットを提供できると考えていますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

マーケティングとは? ”ゴールは営業活動をせずにものが売れること”

マーケティングとは、商品設計から販売までのトータルプロセスのことであり、別の言葉では売れる仕組みを作ること、を言います。

集客のことだけをマーケティングと思われていることも多いですが、商品の設計から売るまでの全工程がマーケティングに関わっています。

そう考えると、ほとんどのビジネスはマーケティングに関与していますので、マーケティングについて学ぶことは、ビジネスを行う上でとても重要です。

「もしドラ」でも有名なマーケティングの神様と言われるピーター・ドラッカー氏の言葉で、マーケティングのゴールを次のように表現しています。

”マーケティングの究極のゴールは、営業活動をせずにものが売れることである”

営業活動を否定しているのではなく(押し売り営業は絶対にいけませんが)、最終的には営業活動をしなくても、顧客の方から「欲しいです」と言ってもらえる状態を作ることです。

その状態を作るためには、顧客満足度を徹底的に引き上げ、リピーターになってもらうことと、いい噂が流れることで「客が客を呼ぶ」状態を創り上げることが必要です。

すなわち、顧客について十分に理解し、顧客に合った商品やサービスが自然と売れるようにすることをマーケティングの目的としています。

【セールスとマーケティングの違い】
セールスは売り手が主体で、売るために努力することに焦点が行きがちです。
一方、マーケティングは買い手が主体で、顧客が「買いたい」と思ってくれる仕組みをつくる=売れる仕組みを作ることに焦点を置いています。

ビジネス活動を行う上で、マーケティングについて学ぶことはとても重要です。

言い換えると、マーケティングを学んでいないとビジネスにおいて圧倒的に不利になります!

なぜWebマーケティングが重要なのか

マーケティングの方法として、長く営業担当者が直接営業するスタイルでしたが、インターネットやITの浸透により時代が大きく変化しました。

消費者にとってWebが身近な存在になり、欲しいものがあればすぐに検索し、情報収集から比較検討、購買までの一連の流れをWeb上で行うことができます。

また、マーケターにとっても、消費者がどのような商品に興味があるのか、どのような広告だとサイトを覗いてくれるのかなど、Web上でマーケティングの効果を測定できるようになりました。

さらに、Webを活用することで一瞬で世界中に商品やサービスに関する情報を届けることができるので、効率的に集客を行うことができます。

このように、消費者とマーケターの両者にとって必要性が高いことから、Webマーケティングの重要性は高いと言えます。

皆さんは、「マウスイヤー」という言葉について、ご存知でしょうか?

Web・IT業界はネズミの成長速度のように速いことを表現した俗語です。

ネズミは人間の20倍の速度で成長することから、Webを取り入れるか入れないかで、20年の差が出るということを意味しています。

Webが発達した現代社会の成長速度に取り残されないためにも、ビジネスにおいてWebマーケティングを取り入れることは重要なのです。

Webマーケティングの種類と仕事内容

前述した通り、現代のビジネスにおいてデジタルマーケティングは欠かせません。

Webマーケティングはデジタルマーケティングの一部で、Webサイトに特化したマーケティング手法のことを指します。

具体的には、

  • Webサイト運用
  • Web広告
  • SEO
  • オウンドメディア
  • SNS運用
  • メール

などが知られていますが、最終的には自分のWebサイトに訪問してもらうことを目的としています。

⚫︎Webサイト運用:商品やサービスの紹介・説明などをするWebサイトを制作し、運営すること。顧客のニーズに応えるためにサイトの保守・管理を行う。

⚫︎Web広告:Web媒体上に投稿できる広告のこと。Googleの検索結果に表示できるリスティング広告、Webページやアプリの広告枠に表示できるディスプレイ広告、SNSのフィード画面などに表示できるSNS広告などがある。

⚫︎SEO:「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略。Googleなどの検索エンジンにより上位に自社サイトが掲載されるようコンテンツを最適化すること。

⚫︎オウンドメディア:企業が自社で保有するメディアのこと。一般的にはWebサイトや自社ブログなどを指していることが多いが、広義ではパンフレットや広報誌なども含まれる。

⚫︎SNS運用:TwitterやFacebook、Instagramなどを活用して、商品やサービスの認知・宣伝のために情報を発信すること。ユーザー同士のつながりと拡散力を利用して情報配信を行うのが特徴。

⚫︎メール:メールを用いたマーケティング活動のこと。保有する顧客リストに対してメールを送付することで、アプローチを行う。メールマガジンやステップメール、パーソナライズドメールなどの種類がある。

現代では欲しいものがあればネットで検索して手に入れる時代ですので、いかに自分のWebサイトに訪問してもらい、ユーザーが求める情報を最大限発信して、購買行動を促すことが重要となっています。

マーケティングの手法について
引用元:https://satori.marketing/marketing-blog/what-is-marketing/

Webマーケティングの仕事内容は、上記のようなWebのさまざまなツールを利用して、マーケティングを行うことです。

厚生労働省の情報提供サイトでは、以下のように書かれています。
WebサイトやWeb技術を利用してマーケティングを行う。インターネットマーケティングとも言う。急速に発展している分野であり、その業務内容は多岐にわたるが、基本的にはWebを利用した市場調査、広告出稿、商取引の分析などのマーケティング活動を行う。
引用元:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/240

認知や集客、アクセス向上、売上アップ、ブランドイメージ向上など、顧客の依頼に合わせて必要な施策を行うことになります。

Webマーケターの平均年収

厚生労働省の全国統計データによると、Webマーケターの平均年収は約630万円です。

社会人全体の平均年収は443万円であるとされているため、Webマーケターの年収は一般的な社会人よりも100万円以上高いことになります。

もちろん、会社員とフリーランスで活動していることの違いや、職場の環境、その人のスキルによっても大きく変動します。

Webマーケターの年収が高いとされる理由の1つに、Webマーケティングの需要に対し活躍できるWebマーケターの数が少ないことが挙げられています。

そのため、実力次第では高収入や年収アップが見込める職種であり、副業においても十分活躍できるフィールドだと考えています。

Webマーケティングに向いている人

Webマーケティングに向いている人として、一般的に、

「データの分析や仮説を立てて論理的にものごとを進めることが得意な人」

「自ら情報収集し継続的に学習することができる人」

などが言われています。

転職などを考える上で上記は重要ですが、0からWebマーケティングを始める場合、より重要なのはマーケティングの本質を理解することです。

マーケティングの本質を理解している人なら誰でも、Webマーケティングが向いているし、人を惹きつけることができると考えています。

ここでは、今まで誰も教えてくれなかったマーケティングをする上で取り入れるべきマインドについてご紹介します。

人を惹きつけて行動を促せるようにするには、まずは人間を理解することが重要です。

人間を理解するには、自分を理解する=自分自身と向き合うことことから始めます。

自分の行動プロセスを客観的に見れるように意識をして、自分自身を効率的に動かせるようになると、人の惹きつけ方や人を動かすためのヒントが見つけやすくなります。

これが人間という生き物を深く理解するための一番早い方法です。

目指すべきことは、自分自身を自由にコントロールできるようにすることです。

こういう環境に身を置けばできるのではないか、こういう風に習慣づければ動けるようになるのではないかと、自分自身の行動プロセスを客観的に分析できるようになると、相手が行動するために何をすべきかがわかるようになります。

そして、人間を理解するために、フィルターという考え方を取り入れることも重要です。

フィルターって何?と思われた方、
フィルターを「前提」「価値観」に置き換えて読んでみてください。

話が面白い人は、フィルターをたくさん持っています。

自分の前提や価値観だけで判断するのではなく、多くのフィルターを採用して、多くの考え方を身につけて臨機応変に使うことで、顧客に新しい気づきを与えることができるからです。

あなたの周りにいる話が面白い人を想像してみてください。

もっとこの人の話を聞きたいな、悩みも相談したいな、と思う理由は、相手が自分のフィルターを理解し、寄り添って話をしてくれるからです。

次は、あなた自身が相手のフィルターを採用して人を惹きつける立場になる番です!

マーケティングの上達は人間理解からですが、人の気持ちを理解することが上手な人は、マーケティングの上達も早いです。

フィルターは人の数だけ存在します。

ですが、フィルターのパターンは2つだけです。

・生まれ育った経験の中で培われたフィルター
・持って生まれた気質から生まれたフィルター

その人がどういう生き方をしてきたのか、どんなフィルターを持っているのか、相手の気持ちに意識を巡らせてみてください。

Web上では会話ができないため、相手のフィルターに考えを巡らせ、こういうフィルターを持っている人はこういう悩みを持ちやすい、こういう考え方をしやすいので、こういう伝え方が理解しやすい、と想像をしなくてはなりません。

相手のフィルターを理解し、顧客の悩みに寄り添ったベストの提案をすることができる人が、人を惹きつけて行動を促すことができるのです。

営業活動をせずにものが売れる仕組みは2つ

営業活動をせずにものが売れる方法があるなら知りたいですよね!

それがこの2つです。

①元々欲しいと思っている人を見つけて商品を売る
②興味はあるけど欲しいまでいってない人を集めて教育をする

①の元々欲しいと思っている人を見つけてきて商品を売ることは、Webを使えば簡単です。

欲しいと思っている人は、まずGoogleやYahoo!で検索をします。

その人たちをWeb上で見つけて、求めている商品を届けることができれば、すぐに売れます。

なぜなら最初から欲しいと思っているからです。

①の顧客は健在欲求層といいます。

②の興味はあるけれども欲しいまでいっていない人に対しては、Web上から集めて欲しくなるように教育をすることで、売り込みをしなくても売れるようになります。

実はこのような人たちは結構多くいて、②の顧客は潜在欲求層といいます。

欲しいと思うけど行動しない理由がわかれば、教育をして行動を促すことは簡単です。

では、人はどういう時に行動(購入)をするのか。

結論、人は必要性緊急性の2つが揃わないと購入をしません。

必要性があるので、お金がかかっても「欲しい」と思います。

「欲しい」の先にある「購入する」という行動のブレーキを取り払うのは、緊急性です。

例えば、朝起きて歯がとてつもなく痛い、と思ったら、躊躇せず歯医者に連絡して受診すると思います。

このように、人は必要性と緊急性が揃えばどんどん行動します。

説明がとても上手なのになかなか売れない人は、必要性の話しかしておらず、緊急性の話が抜けていることが多いです。

必要性と緊急性の両方を届けることを意識して教育をすると、行動を促すことができるのです。

ではなぜ、必要性だけでは人は行動をしないのか。

結論、人はホメオスタシスという(=現状維持をしようとする)性質があるからです。

行動して人生が良くなる可能性が高かったとしても、このホメオスタシスがあるために、ためらいます。

例えば、「ダイエットしたい」と思っても、運動しないで食べていることを維持しているので、現状から変えることに人は抵抗をします。

新しいものが欲しいと思った時、 持っていない状態から持っている状態に変わります。

人は、今の持っていない状態を維持しようとする性質があります。

この性質を理解するのが非常に大事です。

このホメオスタシスを一番簡単に取り払う方法が、「緊急性」なのです。

皆さんも、緊急性にかられて行動(購入)した経験はありませんか?

私自身、出かけていて靴擦れをしてしまいどうしても痛くて歩けないので靴を購入した経験が何度もありますし、友人が家に遊びに来るとなって急いで部屋を片付けたこともありました。

これらの行動は全て、緊急性が関わっていたのだと思うと、納得です。

このように、行動しなきゃという状態を作ることができれば、簡単に行動を促すことができるはずです。

営業活動をせずにものが売れるようにするには、Web上で潜在欲求層と健在欲求層を見つけてきて、必要性と緊急性の両方をについて教育をすることが、重要となってきます。

現代のWebマーケティングの手法

現代のWebマーケティングは、次の5つの段階を順に踏むことができるとうまくいきます。

①認知→②興味→③集客→④信頼構築→⑤販売

まず、商品を知ってもらう必要があります。

次に、その商品に興味を持ってもらうと同時に、自分自身についても興味を持ってもらいます。

その上で初めて集客ができます。

いきなりは売れないので、売れるために信頼構築をします。

信頼をしていないとお金を使わなので、信頼構築をして初めて売れるようになります。

この5段階構成の流れをきちんと作ることが大事です。

①認知

認知の方法として、以下のものがあります。

  • Youtube
  • TikTok
  • instagram
  • X(旧twitter)
  • facebook
  • ブログSEO
  • Web広告
  • Clubhouse

認知させるための手段はたくさんありますが、この中のどれを頑張れば良いのか、見極めるポイントは次の4つです。

⚫︎トレンド:人の熱量が高い場所で頑張るのが大前提です。
ターゲット層の年齢やトレンドを見極めて、今頑張るものは何かを判断する必要があります。

⚫︎拡散性能:無視している人が多いですが、それぞれの拡散性能を理解していないと集客することができません。
集客は、新規をどれだけ集められるかが重要です。
拡散には、人が拡散するものと、仕組みが拡散してくれるもの(アルゴリズム)の2つありますが、現代では後者のアルゴリズムが拡散してくれるものを選ぶ方が良いと言われています。YouTubeは人が拡散しているから再生数が伸びているのではなく、Youtubeがおすすめ表示で拡散してくれているから再生数が伸びているのです。
この仕組みはTikTokやインスタのリールも同じで、アルゴリズムが拡散してくれるところで戦うことが重要です。

⚫︎ユーザー層:自分が拡散させたいユーザー層を選ぶ必要があります。

⚫︎コンテンツ作成難易度:音声、画像、動画、文字などがありますが、作成難易度が一番高いのは、Youtubなどの動画です。
自分の見た目や年齢なども加味してコンテンツを選ぶことが重要です。

②興味

商品自体に興味を持ってもらうことも大事ですが、自分自身に対しても興味を持ってもらうためには、自分のことを深く知ってもらう必要があります。

自分がどのような人生を送ってきたのかを知ってもらう努力をし、その上で将来何を目指していて相手にどのような価値を届けようと思っているのか、明確に理解してもらいます。

そこまで伝わると、興味がある状態になり、集客(=ファン化)ができるようになります。

これが欠けてしまうと、ファンにはならないので、集客まで辿り着かないのです。

③集客

集客とは、見込み客のリスト化のことをいいます。

自分が今どのくらいの見込み客を抱えているかで、売り上げ予測が立ちます。

見込み客のリスト化の方法として、次の4つがあります。

  • LINE公式アカウント
  • メルマガ
  • YouTubeチャンネル登録
  • 無料オンラインサロン

人は、仕事のメールは見ますが、それ以外のメールはほぼ見ません。

一方で、LINEはほぼ毎日見ていますので、LINE公式アカウントを活用して見込み客リストを作ることが現代のトレンドとなっています。

④信頼構築

信頼していないと人はお金を使いません。

例として、エルメスと同じ見た目をした聞いたこともないブランドのバッグがエルメスの10分の1の値段で売られていたとします。

エルメスのバッグと、同じ見た目のよくわからないブランドのバッグが目の前にあった時、人はどちらを購入するでしょうか。

答えは、ほぼ100%エルメスのバッグです。

エルメスは、世界中の人から愛されていて、ブランド価値が高く、良いものであることが証明がされているからです。

信頼=良いということの証明です。

まだ信頼が構築できていない自分の商品やサービスの信頼を得るためには、相手からの見返りを求めずに、とにかく無償奉仕して価値提供をすることが大事になります。

無料サンプルを配ることも価値提供の一つです。

価値があり相手がまだ知らない情報を提供したり、相手のモチベーションを上げる、楽しませるということをどれだけ頑張れるかで、信頼を得られるかが変わってきます。

⑤販売

これまでの①〜④までの流れができていれば、販売方法は文書、動画、セミナー、いずれのセールス方法でも売れるようになります。

単価を上げる方法としては、例として次の3つを提示しておきます。

⚫︎中長期での理想世界の提示:サブスク化(スクール or サロン)
⚫︎顧客がメリットを得ると自分にもお金が落ちる仕組みの導入(例:アフィリエイトセンター)
⚫︎お金を本人以外から集める商品を扱う(融資前提商品など)

現代のWebマーケティングにおいて重要な5段階の手法をご紹介しました。

Webマーケティングを実施する際は、今回ご紹介した①認知、②興味、③集客、④信頼構築、⑤販売、この流れを意識して取り組んでみてください!

最後に

本日は、Webマーケティングの全体像として、種類・手法と、誰も教えてくれない本質についてご紹介しました。

マーケティングの本質は、「人間という生き物をどれだけ深く理解できるか」であり、人の気持ちがわかるようになると、人を上手に動かすことができるようになります。

ビジネスを通じて、多くの人の気持ちを理解できるようになる度に収入は増え続けます。

「人間を理解する→顧客の考えを理解する→ものが売れる=マーケティングの本質」ということです。

人間を理解するためには、まず自分自身を客観的に見れるように意識すること、フィルターを採用して物事を考える癖をつけることが重要です!

マーケティングは全てのビジネスに通じるものであり、本日お伝えした内容は人を惹きつけて行動を促すためのヒントとなりますので、ぜひ取り入れてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!